QRコードとvCard（会話風）
Ｃ菜
Ａ子
スマホで読み取るとアドレス帳に自動登録されるやつ
Ｃ菜
Ｂ美部長の出番ですね～
Ｂ美
Ｃ菜
電子決済なんかでも使われてます～
Ａ子
たしか日本人の発明じゃなかったっけ？
Ｂ美
そう、二次元バーコードと呼ばれたりすることから分かるように、バーコードの発展形よ
Ａ子
スーパーやコンビニのレジで、「ピッ」って読み取ってるやつ
書店でもそうだけど…
Ｃ菜
たしか13けたの数字ですね～
Ｂ美
あと、JANコードと呼ぶのは日本だけで、国際的にはEANコードね
Ａ子
Ｂ美
まぁ別にJANコードで良いんだけどさ
で、これって線幅の異なる棒とスペースの組み合わせを使って、10種類の数字を複数けた、表現しているのよ
つまり、このサイズでその情報量は数字のみ、たったの13文字ってこと
Ａ子
いや、でも一瞬で13けたの数字を入力できるって、画期的なことなのかも…
Ｂ美
ただQRコードの開発者はこう考えたのよ
『数字のみ13けたでは少なすぎる』
『もっと情報量を増やすには？』
…ってね
Ｃ菜
Ｂ美
あくまでも黒い点の有る無しで「1」と「0」を表現しているのよ
つまりは「二進数」ってわけ
ただね、横方向に複数行の情報がある（下記画像の赤矢印）だけじゃなくて、縦方向にも意味を持たせた並び（下記画像の緑矢印）になってるの
だからこそ、QRコードの情報量って多いんだけどね
Ａ子
なんかすごそうなんだけど…
Ｂ美
半角英数字、つまりアルファベットも含めれば、4,296文字
漢字やひらがなのような日本語だったら、1,817文字ね
まぁ、理論値としては…ってことだけど
Ａ子
あ、でもさ
JANコードって、末尾の数字がエラーチェック用だったよね
QRコードにもそういう読み取りエラーを検出できるような仕組みってあるの？
Ｂ美
QRコードではエラーの発見だけじゃなく、訂正つまり欠損部分の復元まで可能よ
言うまでもないけど、JANコードのほうはエラーを見つけることができるだけで、自動訂正の機能なんて無いわ
それで十分っちゃ十分なんだけどね
Ｃ菜
どれくらいのエラーを復元できるんですか～？
Ｂ美
最小の「レベルL」で設定すれば7%、最大の「レベルH」だったら30%の復元が可能よ
まぁ、（特にこだわりが無ければ）「レベルH」で作るのが最適じゃないかと思うけどね
Ａ子
QRコードって正方形じゃん
あれって読み取るときの向きってどうなってるの？
もちろん決まってるのよね？
Ｂ美
スマホを縦にしようが、横にしようが、はたまた逆さまにしようが普通に読み取れるわよ
そのために「ファインダ」があるのだもの
Ａ子
…って何？
Ｂ美
あれが「ファインダ」よ
四隅全てじゃないからこそ、向きが判別できるって仕組みなのよ
Ｃ菜
これを考え出した人は特許で儲けたんでしょうね～
Ｂ美
でもね
特許は取ったけど、その権利を行使しないって宣言したのよ
Ｃ菜
Ｂ美
だからこそ、世界中に普及したわけなんだけどね
あ、ただし現時点での特許はすでに切れてるわよ
正確には「特許権の存続期間満了に付き権利消滅」ってことになってるわね
Ａ子
でも、なんで特許権を主張しなかったんだろ
もったいない…
Ｂ美
私たちがQRコードの恩恵を享受できてるのは、この会社の高潔な精神にもとづくってわけよ
感謝しなさい！
Ａ子
まぁ、いいや
で、本題なんだけど、QRコードをスマホで読み取るとアドレス帳に登録される仕組みって？
Ｃ菜
Ｂ美
…って感じで、決められた書式で記述しなければならないわ
それが『vCard』ってやつ
『VCF』とも言うけどね
Ｃ菜
Ｂ美
お試しユーザでも利用できるから使ってみましょうか
guestユーザでログインしたあと、メニューの上から9番目を見てね
Ａ子
Ｂ美
最後に一番下にある【コード化処理 実行】ボタンを押してね
結果画面に表示された画像（QRコード）をダウンロードすることもできるから、「名前を付けて保存」すればOKよ
あ、あと「パターンA・B・C 【共通設定】」の欄で多少のカスタマイズもできるから…
Ｃ菜
【パターンB】のフリーテキスト欄の下に赤文字で注意書きがありますです～
さっき、日本語は約1,800文字って言ってませんでしたか～？
ここには400文字から1,000文字までって書いてますよ～
Ｂ美
このWebアプリでは余裕をもって上限設定してるみたいだけどね
Ａ子
これで我が社の新しい名刺に表示するQRコードを作ればいいじゃん
Ｃ菜
Ｂ美
Ｃ菜のほうでもちょっと調べてみてよ
『FRS統合サービス』にこだわる必要はないからね
Ｃ菜
良さげなところを検索してみるです～
Ａ子
まぁ良いけどね（苦笑）
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